その日はやってきた

とある病院の中。
入院中の父に付き添い中、お腹が空いたので
冷凍食品の自販機で焼きそばを買い食べました。
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この日は夕方6時頃から消灯の9時まで3時間ほどいました。

その日寝床に入ったのは23時半ころ。
そして1時間ほどした0時半頃、病院から呼び出しの電話。
昼間「あと数日の可能性も…。」と言われたことを
母も弟もそれほど現実として受け入れておらず
2回目の呼び出しでもどこかで「まだ大丈夫」と思っているふしがありました。

でも病室に、入るといやーなアラームの音が鳴り響いていて
何かの機械の数字は「0」と表示がありました。

「0」


そのときすでに父の心臓は止まってしまっていました。


声を震わせて父に呼びかける母の背中を見ながら私は泣けませんでした。

2週間以上の入院で「大丈夫なんじゃないか。」と思いながらも
反面覚悟が出来上がっていったのかもしれません。


入院してから2回目の帰省で父を看取ることになりました。
半信半疑で帰省したけど、思い切ってすぐ帰省できたこと
ここ数年の間は少し無理してでも年に何度か帰省したことで
私は私のできうる範囲のことをできたと思うので正直後悔はありません。

あれも見せたかった、やらせてあげたかったと思えばもちろんキリがありませんが。

78歳と9ヶ月でした。

「若くても亡くなってしまう人もいる中で78まで生きられたんだから。」とか
「もう苦しまなくていいんだから。」とかいろんなことを言いながら母は自分の気持ちを一生懸命整理しようとしています。

ほとんど眠れていない中で弟と私とで葬儀の準備をし
明日、名古屋は雨の中のお通夜になります。

冷凍の焼きそばを食べたときの病院のあの静けさ
最後に父の耳元で「また明日来るね。」と言ったシーンは忘れないでしょう。



いつもよりちょっと早いけど今夜は早めに休みます。
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by honeycorn-k | 2012-04-25 20:54 | 日記